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昔の田舎の人は、旅行なんて行く事はありませんでしたが、湯治だけは例外的に赴いていたそうです。

祖父が幼い頃、ご近所で一緒に漁船をチャーターして初島へ湯治に行きました。
泊まったのは「みはるや」とかいう旅館だったらしいのですが、現存しているかは不明です。
湯治に行って何をするのかというと、それはもう温泉に入るか飲み食いするかしかなかったので、暇を持て余した幼い祖父は海岸へ出て、無人のトロッコが山から海へ土砂を何度も何度も捨てて行くのをいつまでも眺めていたそうです。
男衆は旅館の三階で飲み食いしてて、女性陣は二階で念仏とかやっていたらしいです。念仏講みたいなものでしょうか。昔は女性は40歳くらいでそういう念仏サークルに入ったのだそうです。
初島の小さい学校の上には寺が有って、そこには大きな炭窯と立派なソテツの木があったことが印象に残っているそうです。

つい最近(2013年くらい)、祖父は70年ぶりくらいに初島へ行ったそうですが、寺とソテツの木はまだ昔のままそこにあったとのことです。

制作協力:ぼくのおじいちゃんおばあちゃん